2012.11.17

写真家×陶芸家のアーティスト・カップル from Paris「Clementine et Anthony」

写真家×陶芸家のアーティスト・カップル from Paris「Clementine et Anthony」

展示紹介 / Exhibition Introduction

パリのアトリエ式 週末ほっこりブランチ・トーク・イベント このイベントではパリから写真家のアントニー・ジラルディーさんと陶芸家クレモンティーヌ・デュプレさんをお招きしてトークショウを開催します。 今日、インターネットの普及とともに全国はもちろん、海外の情報さえも瞬時に入手できるようになりました。例えば「ピンチョス」という聞き慣れない料理があったとしても、インターネットで検索するだけで、フランスのバスク地方とスペインの料理であることが分かり、同時に何千何万という画像が現れる。もっとも身近で手軽なメディアである一方、質感・味・温かさを欠いた「絵に描いた餅」になってしまっていることもまた事実です。知識として知っている“情報”と、体験として分かっている“理解”は似ているようで実は相反するもの。それはアートについても全く同じではないでしょうか?アーティスト自身が放つ独特の雰囲気、作品に吹き込まれた彼らの想い。それが質感となり、温もりとなり、独自の世界観をつくりあげるものです。 写真家のアントニーさんは日本で撮影した作品を中心にスライドショー形式で発表します。日本の何気ない日常生活をフランス人の視点を通して再発見することによって、新たなニッポン写真の「読み方」を探ってみましょう。 また陶芸という手法を用いて器はもちろんのこと、近年では彫刻作品も制作しているクレモンティーヌ・デュプレさん。パリ20区、メニルモンタンにあるアトリエからこの日のために選んで頂いた作品を数点だけ展示。来場者はその作品を実際に手に取ることにより、質感のみならず世界観の理解を深めていきます。(クレモンティーヌさんの小鳥のさえずりのような美声にもご傾聴ください!) イベント当日はまるでパリのアトリエのような温かい雰囲気のなか、ふたりのアーティストが皆さんをお迎えします。美味しいピンチョスもご用意しております♪ お料理 を味わいながら、パリアーティスト・カップルの世界観を体感してください。 アントニー・ジラルディー氏 トークショウ(フランス語通訳付) クレモンティーヌ・デュプレ氏(フランス語通訳付) 来場者フリートーク(要望に応じてフランス語通訳あり)

概要 / Summary

タイトル
写真家×陶芸家のアーティスト・カップル from Paris「Clementine et Anthony」
日時
2012年11月17日(土)12:00-15:00
場所
ビルドスペース 塩竈市港町2-3-11
入場料
前売1500円(フード付)/当日2000円(フード付)※要予約 info@birdoflugas.com
プロフィール
アントニー・ジラルディ/Anthony GIRARDI

写真家。2002年、ベルギーのリエージュにあるサン・リュック高等芸術院修学。在学中に取り組んだ自画像のプロジェクトで才能を開花。最近は境界線や領土など地理をテーマにしたプライベート作品を制作。また工芸やデザインの分野に特化したプロの商業写真家として、雑誌媒体、ギャラリーからのコミッション作品の制作にも意欲的に活動している

クレモンティーヌ・デュプレ/Clémentine Dupré

10歳の時に陶芸に関心を持つ。文化人類学を専攻、アフリカと中国にて研究活動を行った際に土着文化に魅せられる。その後、美大に進学し本格的に作陶を開始。土着の美意識を現代風にアレンジした作風が持ち味。英国で陶芸家のサンディー・ブラウン、パリではマリー・ヴェルレ=ネズリに師事。国立のセーヴル陶芸研究所に勤務後、2007年に独立。パリ20区にアトリエを構える。2010年の初来日で、小さな家が密集し街を形成している様に衝撃を受ける。最新作『Les Systemes - Aleph』は増殖しつづける日本の街にインスピレーションを得て、陶芸という手法で挑んだ彫刻作品である