2012.2.14-2.26
4人の作家による絵本展「絵本のしっぽ」
展示紹介 / Exhibition Introduction
頭の中に常にひっそりと存在している物語に 耳をすまして、にげないようにそっとつむいでいく。
それはまるで絵本のしっぽを捕まえるかのよう・・・
概要 / Summary
- タイトル
- 4人の作家による絵本展「絵本のしっぽ」
- 日時
- 2月14日(火)~26日(日)11:30-17:30(最終日は14:00まで)月曜定休
レセプションパーティー 2月14日(火)19:30-22:0
- 場所
- ビルドスペース 塩釜市港町2-3-11
- アーティスト
- 粟野晴火、松崎江莉、小川牧、加藤栞
- 展示内容
- 『ポノ』 作:粟野晴火、松崎江莉
舞台はある街の焼却炉の中。そこにひっそりと暮らす「ポノ」が主人公の物語です。
焼却炉にやってくる「モノ」たちとの出会いのなかで見られるポノの変化。
焼却炉を舞台とした少し怖くて、でも暖かい物語。会期中に絵本及び、原画6点を展示。
『て』 作:小川牧
あらこんな所に「て」そっちにも「て」誰の「て」かな??意外なところに手のマークがついている、写真で出来た楽しい絵本。小さな手の跡や、影で出来た手は不思議な世界観でその姿を提示します。
『てがきのあしあと』 作:加藤栞
-あれはなんだろう・・・。 ぼうやがみつけたのは たくさんの(ことば)でした-この絵本の主人公はキーウィの子ども。この子はとても内気で、誰かと会話をすることができません。だけれど(ことば)を見つけた事で、ちょっとずつですが自分の気持ちを外に届けようとしていきます。現在では簡単に、自分の気持ちを大勢へ向けて公開することができます。でも心の中で生まれた気持ちを、そのまま誰かに伝えるのはとても難しくて、だからと言って黙っているのはもやもやするのです。この絵本は誰かと繋がることの大切さを語ります。誰かに思いを伝えることの難しさと素晴らしさ。誰でも1度は思う、そんな悩みと頑張りを伝えた絵本です。